そのような悩み、とても多いです。
まずは考え方をアップデートしてみませんか?
学習時間を確保しているのに、なかなか成績が上がらない。
同じような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
中には「自分は頭が悪いから仕方ない」なんて諦めたり落ち込んだりしていませんか。
実はそれ、正しい学習方法を知らないだけなのです。
大切なのは、学習をする以前にまず学習の仕方を学ぶことです。
本記事では正しい学習観を知ることで、今よりも効果的に学習に取り組むためのヒントを紹介します。
具体的には「認知主義的学習観」と呼ばれる認知心理学の話について紹介します。
学力向上のポイントは、頭の良し悪しではありません。
正しい学習観を持っているかいないかなのです。
学問的な難しい話は抜きで、中高生向けに分かりやすく紹介します。
ぜひ目を通してみてくださいね。
高校教員として、数学を10年以上教えています。
内容をただ教え込むのではなく、「数学の学び方を教える」をモットーに授業を実施しています。
生徒が主体的かつ協働的に学ぶ授業スタイルを目指しています。
担任としては、毎年学級通信で学習のポイントなども発信しています。
目次
学習の成果が出ないのは、学習方法が身についていないから
大量の宿題をきちんと提出して、学習時間はそれなりにあります。
でもテストにあまり反映されなくて…。
もしかすると、「ただ宿題をこなしている」だけになっていませんか?
同じ時間を学習にあてるなら、正しい学習法で効果的に取り組みましょう。
高校になると、家庭学習のための課題を大量に出す先生っていますよね。
それなのに、家庭学習の方法をセットで教えてくれる先生は、ほとんどいません。
学習方法は中学生までに身につけている前提で、学校で教えてくれる機会は少ないですよね。
小学校や中学校でも、理論を背景に教えてくれる先生は少数派でしょう。
学習の効果が上がらないのは、そもそも学習法を教わってきていないからです。
周りの効率よく学習を進めている人は、直感的に経験のなかで正しい学習法を身につけてきているのです。
ちなみに大量の宿題、全員一律の宿題こそが間違った学習法を生み出すので、僕は宿題反対派です。
間違った取り組み方
どのような学習法が間違っているのか、確認してみましょう。
過去を思い出してみると、このような経験はありませんか。
このような学習法は、すべて間違ったものです。
極端な例を紹介しましょう。
過去に生徒の学習ノートに書かれていたものです。
「ローマ帝国」「ローマ帝国」「ローマ帝国」・・・
用語は変更しましたが、ニュアンスは同じです。
これ絶対に意味ないですよね。
一問一答の歴史用語を繰り返したところで意味がないわけです。
さすがにそれは分かります。
これは極端ですが、次のはどうでしょう。
「important」「important」「important」・・・
これくらいは、やったことがあるのではないでしょうか。
「ローマ帝国」と比べれば英語になった分、スペルを自体を覚えるという目的は出てきそうです。
でもより効率的に学習をするなら、単語のみではなく文として使い方も含めながら覚えた方がよいのです。
先ほどの歴史用語であれば、起こった事実やその背景まで結びつけることで歴史の流れを意識することができ、記憶の定着につながるのです。
そもそも学校では、学び方を教えてくれない
でも、これまで漢字ドリルとか計算ドリル、単語練習帳など繰り返しやるように言われてきました。
繰り返しも、すべてがダメなわけではないのです。
その学習法がアップデートできていないことがマズイのです。
繰り返し学習が身についてしまっているのは、実は仕方のないことです。
小学校のときから繰り返し行うことが、良しとされてきた部分があるからです。
基本計算や読み書きといったレベルは、量による練習で習得する部分も少なからずあります。
しかし学年が上がり、小学校高学年から中学校と進んでいくと、繰り返しの学習だけでは対応できません。
学習内容のアップグレードと同時に、学習方法もアップデートしなければならないのです。
それなのに多くの先生は、学習内容は丁寧に教えてくれるのに、学習方法をアップデートさせてはくれないのです。
むしろ逆に、根拠なく「とにかく量をこなせ」と誤った指導をしてしまう人もいます。
高校において「学年+2時間勉強しなさい」は、もはや全国共通語みたいになっています。
ここに何の根拠もありません。
人それぞれ必要な学習時間は異なるわけですから。
もし皆さんが正しい学習観を教わってないのであれば、これを機に正しい学習観を手に入れてください。
決して頭が悪いから覚えが悪い、試験ができないのではありません。
量的な学習から質的な学習に頭を切り替えることが、学力を向上させるポイントなのです。
正しい学習観について知ろう
前提として、認知心理学について説明しておきます。
認知心理学は,知ること(知識を獲得すること),認識することにかかわる心理的過程を研究する学である。
引用:コトバンク
知識や記憶について関係が深いことから、学習に関する研究も多い分野です。
この認知心理学において、認知主義的学習観と非認知主義的学習観という言葉があります。
専門用語を使い続けると難しいですから、この記事では言い換えて説明しますね。
- 認知主義的学習観=よい学習観
- 非認知主義的学習観=イマイチな学習観
としておきましょう。
「イマイチ」としたのは、全否定をするわけではなく、一定の時期や状況によっては必要なこともあるからです。
認知主義的学習観(よい学習観)とは
お待たせしました。ようやく本題です。
よい学習観とは以下の通りです。
- 思考過程を重視する
- 意味を含めて理解する
- 学習の方法を工夫する
- 失敗から学ぶ
これらは東京大学大学院の市川伸一先生らによってまとめられた、認知主義的学習観を僕なりに言い換えたものです。
学習観の構造
出典:数学の学力・学習力診断テストCOMPASSの開発 市川ら(2009)
学力を向上させている人は、上記のような「よい学習観」を持っていることが分かっています。
効果的な学習を行うためには、「イマイチな学習観」から「よい学習観」に頭を切り替えていくことが重要です。
- 答えさえあってればいい→解き方や考え方まで理解する
- 断片的な知識をとにかく覚える→知識を関連づけて覚える
- とにかく時間をかけて量をこなす→学習法を工夫して効果的に学ぶ
- 環境がよければ成績が伸びるのに→失敗から学ぶことがある
具体例に見てみましょう。
思考過程を重視する
まずは思考過程を重視することです。
簡単に言えば、「答えさえが合っていればよい」から「解き方や考え方を理解する」といった考え方に変えることです。
先ほどの間違った学習法で紹介した「問題集を解いたら正解しているか確認して終わり」が、まさに対比関係にある結果重視型の思考です。
これでは学習内容が独立し、互いに結びつき合うことが難しいのです。
記憶の定着を助けるためには、知識を単独で入れるのではなく、ネットワークとして結びつける必要があります。
思考過程を重視することは、知識のネットワーク構築に欠かせないのです。
結果重視型の学習法を、思考過程重視型に変えてみましょう。
- 途中式の根拠や解答を導いた根拠を含めてノートに書く
- 正解であっても別の解き方がないか考えてみる
- どこをどのように間違えたのか、どうすればよかったのかまでを考える
- 解説を読み込み、その根拠を調べて納得する
もう少し具体的に、数学を例に考えてみましょう。
問題を解く際に、計算を殴り書きして答えだけ書くのはNGです。
ノートに「◯◯定理より」など記述し、どの公式を使ったのかをしっかり記述する。
このような根拠を記述することは、現在の学習をこれまでの学習と関連づける大変よい学習になります。
また、見直しを行いやすくする工夫も大切です。
どこで間違えたかが分かるように、読める字で途中式を書くこともよいでしょう。
答え合わせをするときは、正解していても他にもっとよい方法がないかを考えます。
解説がよりスマートに解いていれば、それらを学びに取り入れてみましょう。
別の視点が加わり、より難易度の高い問題を解く際のきっかけになります。
一方、答えを間違えたときは、解答をただ写して終わりにしてはいけません。
それはただの書写の時間です。
解説を丁寧に読み、その根拠をしっかり押さえることが大切です。
解説の意味が分からなければ、教科書に戻り理由を理解してから再び問題を解いてみましょう。
このような学習を行いながら、思考を十分に働かせることが大切なのです。
キーワードは「人に説明できるか」です。
「教えるは解くより難しい」
人に説明できるということは、その思考過程を十分に追えているということ。
だからこそ人に説明することは、記憶の定着によいとされているのです。
数学に限らず、どの教科でも正誤の確認だけでなく、思考過程を重視していきましょう。
これからはノートに根拠を書くこと、丸つけは内容まで考えることを実践してみます。
初めは丁寧にノートに書いてもいいですね。
慣れたら自分のレベルに応じて、どこまで思考過程を記述するか工夫しましょう。
思考過程を重視する頭を持っていることが大切です。
意味を含めて理解する
次は学習するときに、意味も含めて理解をすることです。
これも知識のネットワークを構築するのに重要な要素です。
知識を定着させるためには、脳が深い処理をすることが有効とされています。
ただ丸暗記するだけの学習は浅く、学習内容の意味まで含めて理解することで脳が深い処理を行い、学習効果が上がるのです。
確かに意味まで考えた方が、頭をたくさん使いそうです。
意味まで理解するとは、どのようなことでしょうか。
今回も数学を例に考えてみましょう。
中学校1年生で学習する「移項」についてです。
移項とは、次のような方程式の式変形のことですね。
$$x^2+2x=3$$
$$x^2+2x-3=0$$
つまり「左辺(右辺)から右辺(左辺)に移す時はプラス・マイナスを変える」というものです。
中学生がテストを行うと、この作業を忘れることが多いのです。
これは、プラス・マイナスをとりあえず変えておけばいいと丸暗記で済ませているからです。
なぜマイナスをつける必要があるのか、という意味までを理解していないのです。
だから授業中はできても、テストでうっかりミスをしてしまうのです。
意味が分かっていれば、違和感を感じてうっかりミスを防ぐことができるでしょう。
みなさんは、なぜプラス・マイナスを変えるか説明できますか?
移項の学習の前に、等式の性質を学習したはずです。
先ほどの例で言えば、両辺から3を引く計算をしたわけです。
「両辺から同じ数や式を足したり引いたりしてもよい」の途中式を簡略化したものが移項なのです。
これが意味を含めて理解することなのです。
移項くらいであれば、暗記で十分と思うかもしれません。
中学校までの学習なら、イマイチな学習観でも何とかなる人が多いのも事実。
その結果、高校での学習が一気に苦しくなってしまうのです。
簡単なところからの積み重ねが大事です。
意味まで理解した学習を丁寧に進めましょう。
ここでも根拠まで考えることが、大切ってことですね!
思考過程も意味理解も、人に教えられるかがポイントですよ。
学習方法を工夫する
時間をかけて問題数をこなす量的な思考から、学習のやり方を工夫する質的な思考に変えてみましょう。
もちろん量的な学習も、一定の効果はあります。
しかし限られた時間の中では、限界が来るでしょう。
効率的でない学習をひたすら続けていては、学習内容の多い高校では厳しいのです。
質の上げ方ってどのようなものがあるのですか?
例えば以下のようなものがあります。
いくつか挙げてみました。
それぞれ細かく見てみましょう。
工夫して問題集を解く
問題集は自分ができるところを解いても意味がないですよね。
始めから全問解いていては、問題量も多過ぎです。
先生の指示に対して何も考えずに取り組んでいては、効率が悪い学習になってしまいます。
「苦手な単元はA問題から」
「得意なところはA問題を飛ばしてB問題をやろう」
「まずは✳︎がついている重要問題からやって、抜けている部分を見つけよう」
など自分なりに工夫をしてみるのです。
宿題なのに飛ばしたら、怒られるかも…。
ここに一律の宿題の欠点があるんです…。
やり方は自分で考えましょう。
成果が出なければ、意味がないですよね。
宿題は家庭学習のきっかけを与えるのが目的ですから、その単元がしっかり身につけば文句はないはずです。
▼宿題への取り組み方については、こちらの記事でも紹介しています。
学習方略を書いてみる
学習方略とは、学習する中で見出した気をつけるべきポイントなどをメモに残し、次の学習に活かすことです。
これも心理学で検証されている有効な方法です。
方程式の移項でマイナスに変えるのを忘れたら、なぜ間違えたのか、次に気をつけるべきことなどをセットでメモとして残すのです。
学習をその場限りのものにするのではなく、次に活かせる知恵を自分自身で見つけながら学習を進めるのです。
時間を空けてから、もう一度学習する
一回やって終わり、宿題を提出すれば終わり、にしないことです。
学習内容が定着したかどうかを時間を空けてから確認することで、理解が深まり記憶への定着も促されます。
人間は時間が経過すると覚えたことを忘れてしまうのです。
何も考えずに量的に繰り返すのではなく、計画的に質を重視した繰り返しにしましょう。
自分でテストを作って解いてみる
テストと聞くと、学校でやらされるもの、点数で評価されるもの、などのイメージがあるかもしれません。
しかしテストには、「自分の苦手なところを知るためのもの」という側面もあるのです。
学習をした後に定期テストで力を図る。
これって一回しかチャンスがないですよね。
自分でテストを作って、途中経過の力を測ってみればよいのです。
多くの人が本番一発勝負で、意外と練習をしていません。
スポーツだって練習試合があるように、テストも練習しましょう。
またテストを作ってみること自体が、学習にもなります。
当たり前ですが、数学の先生は簡単に数学のテストを作ります。
それは数学のことをよく知っているからです。
テストを作る過程では、どこが重要かを考えながら学習内容を整理することになります。
ですから、テストを作ることも立派な学習になるのです。
テストってどうやって作ればいいんだろう…。
あまり難しく考えなくてもよいです。
どのような方法でもよいので、自分なりに工夫してやってみてください。
自分の力を自身で見つめる機会が大切なのです。
このように自分で自分の状況を俯瞰して見ることを、心理学用語でメタ認知といい、学力向上に大きな関わりを持つとされています。
人に説明をしてみる
5つ目は何度か取り上げた、人に説明をする学習法です。
人に説明をするためには、思考過程が整理されていること、本質的な意味を理解できていることが欠かせません。
それに加えて、頭の中で考えていることを言語化し、外に出す作業になるわけです。
インプットとアウトプットを繰り返すことで、学習効果が高まるのです。
色々教えてもらいましたが、たくさんあって大変そうです。
大切なことは、先人からよい学習法を学び、自分の中で試し、結果が出た方法をやってみる。
そして、上手くいかなかった方法は改善してみること。
このサイクルを回せる人が、学び上手な人です。
できそうなことから始めてみましょう。
失敗から学ぶ
よい学習観の最後は、失敗から学ぶ姿勢を持つことです。
もう一度図を見てみましょう。
学習観の構造
出典:数学の学力・学習力診断テストCOMPASSの開発 市川ら(2009)
環境重視志向と対比にあるわけではありませんが、両者を比べてみましょう。
よい学習観は、もちろん失敗活用志向です。
環境重視志向は、言い換えれば言い訳にも聞こえますね。
失敗活用志向は、自分自身を見つめ、結果をポジティブに捉えています。
定期テストを最終テストにするのではなく、そこから学びを得る。
このような人が、範囲の決まっていない実力テストや模擬試験で成果を出せるのです。
失敗を活用し、学習の取り組み方や計画性の甘さなどを見直すなど、改善を図っていきましょう。
最後に
よい学習観は、すぐには身につかない
これまで「よい学習観」をいくつか紹介しました。
ぜひ今日から実践をしてみてください。
ただし正しい学習観は、すぐに身につくものではありません。
日々の積み重ねが重要です。
本当は学習時間の大半を占める学校の授業が、よい学習観を意識したものである必要があります。
しかし必ずしも、みなさんがその状況にあるとは限らないと思います。
学びは学習者自身が作るものです。
どのような授業でも、皆さんの心持ち次第で学習への取り組み方は変わります。
一方、学習観を意識した授業を行なっている先生の授業を受けている人もいるでしょう。
そのような人は、よい意味でハードルの高い授業だと思います。
自分自身でもよい学習観を意識することで、よりよい授業をみなさんで作ってください。
そして授業と同じくらい大切な学びの機会が、家庭学習にあてる時間です。
よい学習観を意識しながら授業と家庭学習に向かうことで、着実に力をつけることができるでしょう。
これから毎日の学習の中で、よい学習観を思い出してみます。
高校時代までによい学習観を身につけよう
最後にもう一つ伝えたいことが、高校時代までによい学習観を身につけておくことです。
中学・高校時代は、人生の中で最も学習に取り組む時期です。
本来は大学でもさらに学びを深め、大人になっても学び続けることが必要です。
しかし日本では、大学に合格することや就職がゴールになってしまい、高校卒業後の学びが極端に少ない現状があります。
ベネッセ教育総合研究所のデータによれば、大学生の授業外での学習時間は、平均して週に2時間14分です。
出典:第4回 大学生の学習・生活実態調査報告書 データ集 [2021年] ベネッセ教育総合研究所
1日にすれば約19分しか学習していません。
コロナ禍で授業が減少したにもかかわらず、2016年から2021年にかけて横ばいです。
また大人も日々の仕事が忙しく、なかなか学びの時間を取れていません。
平成28年に行われた総務省の社会生活基本調査によれば、日本人が1日のうち学習にあてる時間は、平均して6分です。
学業時間 | 総数 | 男性 | 女性 |
全体 | 42分 | 44分 | 41分 |
10〜14歳 | 340分 | 333分 | 346 |
15〜19歳 | 327分 | 323分 | 331 |
20〜24歳 | 109分 | 118分 | 99 |
25〜29歳 | 13分 | 16分 | 10 |
それ以上の年代 | 4分以下 | 4分以下 | 5分以下 |
平成28年度社会生活基本調査を基に独自で作成
この調査では、10歳以上が調査の対象となっています。
学校で学習をする中高生が平均を上げており、社会人はかなり少ない時間しか学習をしていないことが分かります。
だこらこそ高校時代までに、よい学習観を持てるようにしておくことが大切なのです。
一番学びに向かう時期に、よい学習観を持つことで学ぶことが楽しくなれば、社会人になっても学び続けることができるのではないかと個人的には思っています。
受験のため、成績のためではなく、一生学び続けるための「学習観」を今のうちに身につけておくとよいのですね。
まとめ:よい学習観を身につけ、学ぶ楽しさを実感しよう
本記事では、「正しい学習観を身につけることで、効果的に学習を進めよう」というテーマで話を進めてきました。
学校では、学習内容は教えてくれるのに、学習方法を教えてくれる先生はあまりいません。
そのため独学でよい学習観を身につけた人と、イマイチな学習観で進んできてしまった人がいるのです。
よい学習観とは、認知心理学の用語で「認知主義的学習観」のことを指してきました。
これらを意識することで、学習の効果が高まることが期待できます。
よい学習観とは以下のものです。
イマイチな学習観を持っている場合には、よい学習観に意識的に変えることが必要です。
ただし、これらはすぐに身につくものではありません。
日々の学習の中で、意識的に取り入れていく必要があります。
これからの社会は、人生100年時代と言われています。
この先の時代では、日々学び続け、新しい技術や考え方などを柔軟に取り入れながら社会の変化に対応していかなければなりません。
人生の中で一番学習をする高校時代までに、よい学習観を身につけることで、楽しみながら学びに向かえる人が増えると嬉しいです。
▼今回の記事に興味を持ってくださった方は、こちらに記事もどうぞ!
学習時間はクラスでも多い方なのに、全然成績が上がりません…。
どうしたらいいのでしょう…。